2024全仏オープン|ローランギャロススタジアムの見取り図・コート説明

全仏オープンの会場「ローランギャロススタジアム」(フランス語:スタッド・ローラン・ギャロス Stade Roland Garros)の全体像をご紹介します。

なかなか、日本のサイトで、ローランギャロスの会場について詳しく紹介している記事がないので、ぜひ訪れる際の参考にしてください!

Contents

全体MAP_ローランギャロススタジアム

会場の全体図を以下の写真で簡単に解説しますね(写真上が「西」です)。

ローランギャロスは、3つの大きなスタジアムと、アウトサイドコートで構成されています。

センターコートに当たるのが「コート・フィリップ・シャトリエ(Court Philippe-Chatrier)

2番目に大きなコートが「コート・スザンヌ・ランラン

3番目がコート「シモーネマチュー」となります

会場への入り口ゲートは、持っているチケットによって異なります。番号で指定されていて、非常にわかりやすく案内がありますので迷う事はないと思います。

地下鉄メトロは9番線の2つの駅が最寄りです。Michel-Ange-Molitor駅からは徒歩15分程度、街中を通過してスーパーやパン屋さんなどのある通りを通過してスタジアムに向かいます。

Michel-Ange-Auteuil駅からはメインゲートの1番に近く徒歩13分程度。ただ、駅からゲートまではお店などはないので、必要なものは事前に購入しておくことをオススメします。

コート・フィリップ・シャトリエ Court Philippe-Chatrier

センターコートのフィリップシャトリエは大規模な会場です。屋根は開閉式なので雨天時にも試合が行われますので、確実に試合が見たい方はフィリップシャトリエがオススメです。

センターコートゆえに、トップ選手やフランス人選手の試合が多く組まれました。

私が訪問した2024年のファーストウィークも、ナダル選手とズべレフ選手の試合、大阪なおみ選手とシフィオンテック選手の試合、ジョコビッチ選手やアルカラス選手の試合、そして、モンフィス選手やガスケ選手などのフランス人選手の試合など、見どころ満載でした。

フィリップシャトリエのチケットなら、ランラン以外の別コートに入場可能!

外のオープンコートは全て入場可能です。また、シモーネマチューのコートも、自由席の部分があり、フィリップシャトリエのチケットがあれば入場することができます。

唯一、スザンヌランランの試合だけは見ることができません

夜は素敵にライトアップされます

会場横の壁には歴代優勝選手の名前が

毎年の優勝者の名前が展示されていて、歴史を感じられます。写真にある2000年〜2010年代の男子シングルスはR・ナダル選手の名前がズラーっと刻まれています!

コート・スザンヌ・ランラン (準センターコート)

準センターコートのスザンヌランランは、会場入り口に大きなスクリーンがあるのが特徴

私は今回チケットを持っていなかったので会場内には入れなかったけれども、フィリップシャトリエ同様に、良いカードが組まれている

会場前にはスザンヌランランさんがボレーしている銅像も設置されていて、みんな写真撮影を楽しそうにしていました。

スザンヌランランのチケットは、フィリップシャトリエ以外の別コートに入場可能!

外のオープンコートは全て入場可能です。また、シモーネマチューのコートも、自由席の部分があり、スザンヌランランのチケットがあれば入場することができます。唯一、フィリップシャトリエの試合だけは見ることができません

コート・シモーヌ・マチュー

2019年にオープンした新しいコートがシモーヌマチュー。会場から植物園のようになっているオシャレなエリアを抜けていくとコートにたどり着く。

収容人数は約5,000人と大きすぎることもなく、迫力ある試合の様子が見られる。私は指定席は持たずに自由席で観戦。一番上のエリアが自由席となっていて、また廊下からも立ち見が出来るので会場は非常に賑わっていました。(写真はダニエル太郎選手の1回戦です)

シモーネマチューのチケットでも、アウトサイドコートは観戦可能

フィリップシャトリエと、スザンヌランランの指定席となっているコート以外はどこでも行ける。試合を選手の近くで見たい人には、シモーネマチューの指定席は比較的割安なのでオススメです。

会場からは植物園のようなエリアを抜けて到着する

アウトサイドコート

2024年の大会では、2番から16番までのアウトコートで試合が組まれていました。

なんといっても、選手が近い! 迫力ある動き、ボールの回転、スピード、まるで試合をしているかのような臨場感で観戦できるので超オススメです!

写真は7番コート。フィリップシャトリエを臨む席です。

圧巻の迫力です! 本当にトップ選手の試合をこの近さで、見られるのは本当に凄い経験でした

雨天時には当然サスペンディットになる。通り雨の時もあるから雨具は必須

雨がポツポツ降り始めて、その後ドドーっと降ってくる前に、オフィシャルがコートにシートをかけて試合はすぐ中断に。通り雨の時は30分〜1時間程度で再開される時もあるし、その日はずっと雨で開催がなかった時もあったので、これは本当に運ですね。自由席で良い席が取れている場合はキープしたいので、雨具(レインコート、傘)を持っておくのはマストです!

入場は行列していることも多く、30分〜程度は並ぶことを覚悟しておきたい

会場は非常に混み合っていて、アウトサイドコートの席は早いもの順のため、日中の混雑している時間帯は入場に並ぶことが多かった。そもそもコートチェンジが行われて選手がベンチで休んでいる時間帯のみ入退場となるので、1回の入れ替えでは入場できない場合もある。

ベンチ裏や入り口、タオル置き場付近がオススメ!試合後にサインも!

サーブの際にタオル置き場のところに立ち寄る選手は多いので、両サイドの角にあるタオル置き場付近は大注目エリアです! 試合後には勝った選手がサインをしてくれたり、写真を一緒に撮ってくれたりファンサービスを行ってくれます!(練習コートとして使われている時も、サインをもらえるチャンスです)

アウトサイド・TV観戦席


フィリップシャトリエと、シモーヌマチューの間のエリアでは、TV観戦が楽しめる。チケットがないと入れない、フィリップシャトリエ、スザンヌランランの試合が放映されている事が多い。天気が良い日はビール片手に外で気持ちよくテニス観戦している人も多かったです。会場の臨場感は音で伝わってきますので、ある意味大迫力のスクリーンでの観戦が可能です!

ショップ・ブティック

フィリップシャトリエから、シモーネマチューに向かう右側に大型のショップがある。会場内にショップはたくさんあるが、このメイン会場が一番大きく品揃えが段違いに多い。タオルなどの公式グッズだけでなく、ナイキなどのスポーツブランドのウエアなども多く取り揃えている。

免税手続きはこちらのショップでやってもらえる

購入後のレシートをまとめて持っていくと、免税手続きの書類を作成してくれる。(免税書類は帰りの空港で機械にバーコードを読み取ってもらう形なので、手続きはカンタンでした)ショップで買い物をする人は、最後にまとめてここで免税手続きをしておきましょう。なお、免税手続きにはパスポートが必要ですので、滞在中は常に持ち歩くことをオススメします。

選手のガット張り替えもこちらのショップで

ガット貼りの作業も公開されています! ガラス越しにラケットに記載された選手の名前も見れる事があるので、注意深く見ていくとお目当ての選手のラケットが間近で見られるかもしれません。

ナダル像

メインゲートを通過したのちにあるのがナダルの像です。こちらは記念撮影ポイントとして人気で、多くの人が撮影待ちをしていたり、テレビ局がここからフィリップシャトリエを臨む絵を撮っていたりと、人気のエリアです

まとめ

3つの大きなコートと、アウトサイドコートで構成されるローランギャロススタジアムの全体像を掴んでいただけますでしょうか? 

1日歩き回れば様子がわかりますが、現地に行く前は何かと場所など不安になるものですよね。こちらの記事が皆さんの旅行観戦のお役に立つことを願っております!

追記

ローランギャロススタジアムについて歴史を記載したいと思います。

ローラン・ギャロス・スタジアムの歴史

ローラン・ギャロス・スタジアムは、フランスのパリにある世界的に有名なテニス競技場です。毎年開催される「フレンチ・オープン」(正式名称はローラン・ギャロス)は、テニスの四大大会の一つとして広く知られています。このスタジアムの歴史は、フランスのスポーツと文化の発展に密接に関わっています。

スタジアムの起源

ローラン・ギャロス・スタジアムは、1928年に完成しました。このスタジアムは、フランスの英雄であり、第一次世界大戦中に功績を上げたパイロット、ローラン・ギャロスにちなんで名付けられました。ギャロスは、1913年に初めて地中海を単独で飛び越えたことで有名です。彼の冒険心と勇気は、フランスの精神を象徴しています。

初期の発展とフレンチ・オープン

スタジアムが完成した当初から、フレンチ・オープンはここで開催されるようになりました。この大会は、1881年に創設された全仏選手権が元となっており、現在では世界中のトップテニスプレーヤーが集まる場となっています。スタジアムの赤いクレーコートは、プレーヤーにとって独特の挑戦を提供し、多くの名勝負が繰り広げられてきました。

改修と拡張

年月が経つにつれ、ローラン・ギャロス・スタジアムは何度も改修と拡張が行われました。1990年代には、新しい観客席や施設が追加され、2019年には可動式の屋根がメインコートに設置されました。この屋根により、天候に左右されずに試合を進行することが可能になり、観客や選手にとってより快適な環境が提供されています。

文化的意義と未来への展望

ローラン・ギャロス・スタジアムは、単なるスポーツ施設にとどまらず、フランスの文化と歴史の象徴でもあります。ここで開催されるフレンチ・オープンは、スポーツファンだけでなく、世界中の人々にとって重要なイベントです。今後もスタジアムはさらなる発展を遂げ、次世代のテニスファンや選手に愛され続けることでしょう。

結び

ローラン・ギャロス・スタジアムの歴史は、フランスのスポーツと文化の発展を語るうえで欠かせない要素です。その革新と伝統が融合した場で、多くの伝説が生まれ、そしてこれからも続いていくことでしょう。この歴史を知ることで、フレンチ・オープンを見る目も一層深まることでしょう。

全仏オープン観戦のメリット:赤土の魔法を体験しよう

全仏オープン(Roland Garros)は、テニスのグランドスラム大会の一つであり、毎年5月末から6月初旬にかけてフランスのパリで開催されます。独特の赤土コートが特徴で、多くのテニスファンに愛されています。この記事では、全仏オープンを観戦するメリットについて詳しくご紹介します。

1. 独特な赤土コートの魅力

全仏オープンの最大の特徴は、赤土コートです。赤土コートは他のサーフェスと比べてボールが遅くなり、スピンがかかりやすくなります。このため、試合は長引くことが多く、選手たちの体力や戦術が試されます。観客としては、この戦術的でドラマチックな展開を楽しむことができます。プレーヤーの高度なテクニックと忍耐力を見るのは、他のグランドスラムでは味わえない特別な体験です。

2. 歴史と伝統の中での観戦

全仏オープンは、1925年に始まった長い歴史を持つ大会です。この歴史ある大会を現地で観戦することは、テニスファンにとって特別な経験です。大会の歴史を感じながら、過去の名勝負を振り返りつつ、現代のスター選手たちのプレーを見ることができます。歴史あるスタジアムでの観戦は、他では得られない感動を提供します。

3. パリというロケーションの魅力

全仏オープンは、美しいパリで開催されます。試合観戦の合間には、エッフェル塔やルーヴル美術館、セーヌ川クルーズなど、パリの観光スポットを楽しむことができます。また、パリのカフェでゆったりと過ごす時間や、フランス料理を堪能することもできます。観戦旅行が、そのまま素晴らしいバカンスになるのです。

4. 世界トップレベルのプレイヤーを間近で見る

全仏オープンには、世界のトッププレイヤーが集結します。ラファエル・ナダル、ノバク・ジョコビッチ、イガ・シフィオンテクなど、現代の名選手たちのプレーを間近で見ることができます。これらの選手たちが、どのように赤土コートで戦略を練り、体力を駆使して戦うのかをリアルタイムで観戦するのは、非常にエキサイティングです。

5. 熱狂的な雰囲気と観客の一体感

全仏オープンの観客席は、熱狂的なテニスファンで埋め尽くされます。この大会特有のエネルギッシュな雰囲気は、試合の興奮をさらに高めます。観客として、この一体感を味わいながら試合を楽しむことは、一生の思い出となるでしょう。観客の応援が選手に与える影響も大きく、試合の展開を左右することもあります。

6. グランドスラムの一つとしてのステータス

全仏オープンは、テニスの四大グランドスラム大会の一つです。このステータスだけでも、観戦する価値があります。全豪オープン、ウィンブルドン、全米オープンと並ぶこの大会で、選手たちが歴史を作る瞬間に立ち会えることは、テニスファンにとって至高の喜びです。

7. ファンイベントや選手との交流

全仏オープン期間中には、さまざまなファンイベントや選手との交流の機会があります。サイン会や写真撮影、選手の練習を見学することができるイベントなど、ファンにとって夢のような体験が用意されています。これらのイベントを通じて、より近くで選手たちを感じることができ、思い出に残る時間を過ごすことができます。

結論

全仏オープンを観戦することは、テニスファンにとって非常に魅力的な経験です。赤土コートの独特なプレー、歴史と伝統、パリというロケーション、トッププレイヤーとの近接した接触、そして熱狂的な雰囲気など、多くのメリットがあります。これらすべてを体験することで、テニスの魅力を存分に味わうことができるでしょう。全仏オープンは、ただのスポーツイベントではなく、テニスというスポーツの真髄を感じることができる特別な場所です。ぜひ一度、現地でその感動を体験してみてください。

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4大大会の観戦が夢!テニスはやるのも見るのも大好きです|東京都在住|1972年生まれ男性|テニス歴10年以上|草大会・初心者レベルで優勝経験あり|ふくらはぎ肉離れ2回|よろしくお願い致します!